3塁コーチャーは「イップスになる」 阪神・岡田監督「叱責」に球界OB苦言、「これは死活問題」

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「サードコーチャーがどれだけプレッシャーがかかって...」

「あれは結果論であって、藤本をサードコーチャーとして立てているんだったら『おまえが回したらしょうがない。これはチームの負けだから』ということ。サードコーチャーがどれだけプレッシャーがかかってあのコーチャーボックスにいるか。ただサインを出しているだけじゃないから。(ランナーが)セカンドにきて、大事な場面だったら『頼むから長打打ってくれ』とか思っているから。『ギリギリのヒットはやめろ』と思っているから」

   高木氏は、藤本コーチに対する岡田監督の叱責には伏線があったという。高木氏が指摘したのは、6月18日に甲子園球場で行われたセ・パ交流戦・日本ハム戦だ。

   0-0の同点で迎えた5回。1死満塁の先制のチャンスに原口文仁内野手(32)が放った打球はライトのファウルゾーンへ。これを、強肩を誇る万波中正外野手(24)がフェンスに当たりながら捕球。タッチアップのチャンスに3塁走者・森下翔太外野手(23)はスタートを切らず塁にとどまった。

   高木氏は、このプレーについて「俺は完全に走ると思った」と切り出し、藤本コーチの判断に言及した。

「(万波の)取る態勢が悪い。森下がクローズアップされているけど、あれは、サードコーチャーが『行けよ』と言わなきゃダメ。でも、たぶん言えなかったのだと思う。万波の肩がめちゃくちゃ強いのを知っているから。でも、肩がいくら強くてもあそこから態勢を整えて投げれば、たぶんセーフになった。そこからの伏線があるから、岡田監督は我慢しきれずに言ったのだと思う」

   首位・広島に2連勝中の阪神は3日時点でリーグ2位につけている。4日は3連勝をかけて広島と対戦し、5日からホーム甲子園球場でDeNAを迎えて3連戦を予定している。

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