災害の備えに「スマホ用バッテリー」持つ人ほど「防災リテラシー」高い 通話できなくても、命が助かるから

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スマホは通話できなくても、メモ帳と懐中電灯になる

――スマホ用バッテリーを持つことが、災害時にはどれだけ役に立つか、具体的には?

水野一成さん まず、災害時に情報を得ること。また、ご家族や知り合いに安否を伝えることはきわめて重要です。そのためにも電源を切らせないことは必須条件となります。

次に、スマホ内の情報の確認です。みなさんはご家族の方など、大切な方の電話番号を覚えていますか? 多くの方はスマホの中の情報だけで、紙で控えていたり、覚えていなかったりするのではないでしょうか。

一例ですが、発災時にスマホの通話ができなくなり、その時に公衆電話や特設の電話が設置された時でも、相手の電話番号が分からないことがあります。そのためにもスマホの電源は重要なのです。

――なるほど。たしかに大震災で通話ができなくなっても、メモ帳としても欠かせない存在ですね。

水野一成さん そのほか、スマホには災害時に役立つ機能がいくつかあります。たとえば、懐中電灯の代わりになったりします。また、冒頭で述べましたが、スマホが使えることによる心理的な安心感が何より得難い力になるはずです。
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