災害の備えに「スマホ用バッテリー」持つ人ほど「防災リテラシー」高い 通話できなくても、命が助かるから

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災害時の情報手段だけでなく、心理的安心感となる存在

   J‐CASTニュースBiz編集部は、調査を行なったモバイル社会研究所の水野一成さん(防災・子ども・シニア調査担当)に話を聞いた。

――この6年間で、スマホ用バッテリーを準備している人の伸び率が一番高いことが驚きです。命に直結する「数日分の水・食糧」や「家具の固定」などこそ一番伸びてほしいと思いますが。

水野一成さん 「数日分の水・食糧」は6年で10ポイント高くなりました。その間に、災害に備えて備蓄するという考え方から、定期的に食べて、食べた分を買い足す「ローリングストック」という考え方が浸透し始めてきたことがありました。これにより無駄なく備えることが出来てきており、上がっている要因の1つではないでしょうか。

また、スマホ用バッテリーの上昇は、災害時の情報収集でスマホを使うことが増えたことにも比例していると思います。被災時に適切な行動をとるために情報を収集すること。また、安否確認の対応などスマホの役割は大きく、被災者の心理的安全性の確保・命の危険の回避にもつながることなどから、スマホ用バッテリーの準備が伸びていることは好ましいことと考えています。
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