アルピニストの野口健氏は2024年7月2日、山開きを迎えた富士山に登ろうとする一部の登山客の格好に対し、Xで苦言を呈した。
「来年以降、服装や装備をチェックしなければならないのかも」
富士山の山梨県側にある登山道「吉田ルート」が7月1日に山開きした。また、2024年から1日4000人の入山規制と1人1回につき2000円の通行料を導入。夜間宿泊せずに夜通し登山する「弾丸登山」を防いだりする狙いだ。
富士山の現地の様子を報じたニュースの切り抜き動画を使った投稿がXで拡散。キャリケースを持ちながら半袖シャツを着て、富士登山に挑もうとする一部の外国人観光客の姿も映っていた。
野口氏は2日、上記の投稿を引用リポストした上で、「半袖シャツにキャリーケース姿の人がいるとは」と驚きを示し、こう続けた。
「富士登山に挑む前に既に高山病に侵され冷静な判断能力を失ってているのか、単なるおつむの弱い人なのかは分かりませんが、来年以降、服装や装備をチェックしなければならないのかも」(原文ママ)
また、「学生の頃、マッキンリーに挑戦しましたが、登山前にパークレンジャーから装備のチェックを受けた」と、野口氏。「いずれにせよ富士山のような山に関しては明らかに軽装な登山者に関し『登山禁止』にした方がいいのでしょう。その為に法改正が必要ならやればいい」と主張した。