阪神が波に乗れない。2024年6月は9勝12敗1分と2か月連続の負け越しで、勝率5割に逆戻り。気になるのは岡田彰布監督とコーチ陣の意思疎通だ。
語気を荒げる岡田監督
5-6で敗れた6月30日のヤクルト戦(神宮)では、三塁コーチャー・藤本内野守備走塁コーチに怒りの矛先が向けられた。
九回2死一塁で佐藤輝明が左翼フェンス直撃の二塁打を放つと、藤本コーチが腕を回して一塁走者の植田海に本塁突入を命じたが、本塁手前でアウト。
報道によると、岡田監督は「信じられへんわ。何でも行けじゃないやろ。こんな狭い球場で。そこは状況判断やんか。先攻で1点負けてて二塁、三塁でええんちゃう?」と語気を荒げたという。
この試合では投手コーチにもいら立ちをあらわにした。
4点リードの8回。ヤクルト打線につかまった桐敷拓馬からゲラに代えようとしたが、ブルペンで漆原大晟しか準備していなかった。
漆原、岩崎優をつぎ込んだが打ち込まれて一挙5失点。勝負を分ける継投策となり、「『ゲラいくぞ』と言ったら『漆原しかやってません』て。信じられへんわ。びっくりしたわ」とあきれた。