中国・深センで開催されたバスケットボールの「FIBA U18 女子アジアカップ2024」に出場した中国代表チャン・ツーユウ(17)が地元メディアの取材に応じ、自身の身長に言及した。
「ヤオ・ミン氏のようになれるように最善を尽くします」
中国メディア「新浪体育」(WEB版)は2024年7月1日にチャンの特集記事を公開。「チャン・ツーユウ:私の身長はみんなが思っているほど高くなくて、約223センチです」とのタイトルで記事を展開した。
記事では、「今大会でチャンは明らかに身長で有利だった。憶測で彼女の身長が230センチを超えているとさえ報じられたが、これに対してチャンは実際にはそれほど背が高くないと答えた」とし、チャンのコメントを紹介した。
チャンは「実際のところ、私の本当の身長はみんなが思っているほど高くないと思います。私の正味身長は223センチか224センチくらいです。みんなは私をヤオ・ミン氏(229センチの元NBA選手、43)に似ていると言いますが、私はヤオ・ミン氏のようになれるように最善を尽くします」と語ったという。
「FIBA U18 女子アジアカップ2024」の大会公式サイトでは、チャンの身長を220センチとしている。
一方で、中国メディアではチャンの身長が統一されておらず、そのためチャンの身長に関してインターネット上でさまざまな憶測が飛び交っていた。
小学6年生で210センチに到達
地元メディアによると、チャンは小学1年生の時にすでに身長160センチあり、小学6年生の時には210センチあったという。将来的には米国プロリーグWNBA進出の可能性が高いとされる。
「FIBA U18 女子アジアカップ2024」で国際デビューを飾ったチャンは、圧倒的な高さで世界中の注目を集めた。
デビュー戦となった24日のインドネシア戦では、13分の出場で19得点7リバウンドを記録。第2戦のニュージーランド戦(25日)では、23分出場して36得点13リバウンドと活躍し、注目された日本戦では44得点、14リバウンドを記録した。
準決勝の韓国戦では34得点、16リバウンドをマーク。30日に行われたオーストラリアとの決勝戦では、チームは79-96で敗れたものの、チャンは42得点、14リバウンドの活躍を見せ大会MVPに選出された。