プロ野球の理事会と実行委員会が2024年7月1日に開かれ、タイブレーク制導入の検討について話し合いがあった。
井原事務局長「まだ検討を始めた段階」
タイブレーク制は9回で決着がつかず延長戦に入った場合、無死二塁など走者を置いて始めるというもので、メジャーリーグでは2020年から導入されている。
NPBの井原敦事務局長は「まだ検討を始めた段階です」とした上で「その目的は何なのかを明確にしないといけない。まだ、その目的を明確にするところまで至っていません。全体の時間短縮のためにやるのか、勝ち負けをはっきりさせ、エキサイティングな展開をファンに提供できるという目的なのか。それぞれ、メリット、デメリットもある」とした。
また、結論時期については決めておらず、井原事務局長は「まず来季(からの導入)は無理でしょう。急いでやる状況に迫られているものでもない」と話した。
タイブレーク制について、Xでは「引き分けがあるNPBでタイブレークを導入する意味を見出だせない」「MLBは引き分けがないからタイブレークが効果あるのであって引き分けがあるNPBには必要ないと思うけどな」「NPB、タイブレークは不要!やめてくれ」などタイブレーク制の導入に反対する声が多数見られた。
その一方で「だらだらと延長12回までやるぐらいならタイブレークでさっさと試合終わらせてほしい」「NPBがタイブレーク導入にしてくれるのだとしたら歓迎」など賛成するコメントもいくつか見られた。