大規模なサイバー攻撃の影響を受け、ニコニコ動画やニコニコ生放送をはじめとするサービスが2024年6月8日から利用できない状況が続いている。
ニコニコ動画などを運営するドワンゴの親会社・KADOKAWAは7月2日、今回のサイバー攻撃を行った組織がユーザーらの個人情報を流出させているとの声明を発表した件について、リリース文を公開した。
SNSではキャプチャ画像が拡散
今回のサイバー攻撃をめぐっては、ニコニコ動画をはじめとするニコニコ系サービスやKADOKAWAオフィシャルサイト、同社が運営する通信制高校・N高等学校などにも影響が及んでいる。
攻撃を仕掛けたのは「BlackSuit(ブラックスーツ)」を名乗る組織であり、6月28日までにKADOKAWAの事業計画や機密データ、個人情報などを含む「1.5TBぶんのデータをダウンロードした」として多額の身代金の支払いを求めていたことが、複数メディアに報じられている。
同組織は28日と7月2日に、情報の一部を流出させたと主張している。通常の手段ではアクセスできず匿名性の高いダークウェブ上に、機密情報のファイルをダウンロードするためのリンクを公開しているという。
SNSでは、すでに数千を超えるファイル一覧とされるキャプチャ画像などが複数投稿され、拡散されている。ニコニコ系イベントの「ニコニコ超会議」にかけた「ニコニコ超開示」のワードがXトレンド入りしているなど、面白半分での投稿も目立つ。