女性5人組の人気K-POPグループ「NewJeans」の来日公演で、追加販売などがあった「見切れ席」が素晴らしかったと、ファンらがX上で次々に報告している。
「見切れ席」とは、ステージの一部が見えない真横や機材の後ろなどの席を指す。これまでは、よく見えなかったなどの苦情が度々、X上で騒ぎになっていた。今回はなぜこんな席になったのか、主催者に取材した。
「普通に良席なんだけど?」「価格と場所を考えると最高!!!」
ステージに向かって左横近くの席で、NewJeansメンバーなどを映すモニターは斜めにしか見られない。しかし、メンバーの姿が手に取るように横から見える。ライブを撮影する会場設置カメラのすぐ上に席があり、目の前に遮るものがない状態だ。
来日公演の初日は、2024年6月26日に東京都文京区内の東京ドームで行われ、この写真は、当日中にX上で投稿された。ドームは、ほぼ満席で、天井近くの後方にも人がギッシリだった。
投稿者は、この日にネットで追加販売された見切れ席9000円(税込)のチケットを買った。その注意書きでは、「出演者、ステージ及び演出が一部見えにくい席となります。予めご了承ください」「座席位置によって、見切れの度合いは異なりますのでご注意ください」などの説明があった。
公演では、歌手の松田聖子さんの「青い珊瑚礁」(1980年)をメンバーが歌うなどして盛り上がり、その表情が肉眼でくっきり見えるくらいの近さだったという。所属事務所のトップを務めるアートディレクターのミン・ヒジンさん(44)がステージ脇からメンバーらを見守る姿も見られたといい、言葉にならないほど席がすごすぎたと喜んでいた。
この投稿以外にも、公演での「見切れ席」を賞賛する声がX上で相次いでいる。
「見切れ席買ったのに普通に良席なんだけど? 何これ?」
「トロッコでメンバー近く来たしモニターは見れないけどバンドメンバーも近かった」
「価格と場所を考えると最高!!!」