【中日】4番にカリステ起用...細川成也は好調だが 貧打解消へ「当面はこの打順」がベスト

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   中日が4番にオルランド・カリステを入れるサプライズ起用で巻き返しを目指している。

  • ドラゴンズ本拠地・バンテリンドーム ナゴヤ
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開幕4番は中田翔、5月上旬から細川成也

   今季は巨人を退団して新加入した中田翔が開幕から4番を務めていた。だが、故障の影響もあり、5月上旬から細川成也が新たな4番で起用されていた。

   細川は2024年7月1日現在、打率.290、9本塁打、31打点と数字だけを見れば合格点をつけられるが、チームの貧打が深刻なため立浪和義監督は打線のテコ入れに動いた。

   カリステが6月28日のDeNA3連戦(バンテリン)から4番に抜擢された。29日のカード2戦目では、初回に左前適時打。

   30日の3戦目は、7回に3点目の左翼線適時二塁打を放つなど、猛打賞の活躍でチームの勝利に貢献し、1956年に記録した11試合連続2得点以下の球団ワーストを回避した。

フォア・ザ・チームに徹するカリステ

   3番・細川、4番・カリステの並びには賛否両論の声があるが、スポーツ紙デスクは理解を示す。

「3番に細川を置くことで勝負を避けられても、勝負強いカリステが控えている。4番・細川、5番・カリステの並びも考えられますが、初回から細川に打順を回して得点を奪いたいという狙いが見えます。カリステはどんな打順、守備位置でも自分の力を発揮できる。中田翔が戦列を離れていますし、現状なら仕方ない。当面はこの打順で固定して戦った方がいいと思います」

   貧打が解消されたわけではない。借金6と苦しい戦いが続くが、首位・広島に7ゲーム差と大きく離されているわけではない。

   フォア・ザ・チームに徹するカリステを4番に据え、打線が機能するか。(中町顕吾)

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