4人組ムード歌謡コーラスグループ「純烈」のメンバー、岩永洋昭さんが2025年3月末をもってグループを卒業することになった。24年6月30日、グループ公式サイトで発表した。
「家族と過ごす時間が無くなっていた事を自分なりに今一度考えた結果、今回の決断に至りました」
岩永さんは、22年末をもって同グループを卒業した小田井涼平さんと入れ替わる形で、23年1月1日にグループに加入した。これに先立つ22年9月から歌やダンスのレッスンをスタートするなどして、グループ活動に備えてきた。
グループ公式サイトは岩永さんの卒業を次のように伝えた。
「初の新加入メンバーとして皆さまからのご声援、ご支援のもと活動してまいりました。その日々の活動を続ける中、本人から申し出があり、本人の意思を尊重し、今回のご報告となりました」としている。
岩永さんは卒業後、俳優として活動を続ける予定だという。
卒業の発表にあたり、岩永さん本人からのメッセージも公開している。
準備期間を含め2年半にわたる純烈としての活動について「全国を飛び回り、多忙ながらも充実した有難い日々を送らせて頂いていました」と振り返り、卒業を決めた理由を「しかしその中で、家族と過ごす時間が無くなっていた事を自分なりに今一度考えた結果、今回の決断に至りました」と説明した。
「個人的な事情で卒業してしまう身勝手、応援して下さっていた皆様には申し訳ない気持ちでいっぱいです」とした上で、「スタッフ、メンバー、ファンの皆様と共に過ごしたかけがえのない時間と経験を、人生の宝物として大切に胸に携え、純烈として学び得たモノを生かしながら、1歩ずつ進んで行こうと思います。残りの純烈としての活動を通して笑顔を届けられる様、力の限り頑張ります」とつづっている。
「最後まで純烈を楽しんで! そしてファンのみんなに笑顔を最後まで届けておくれ」
残るメンバーからのエールも公開されている。
メンバーの酒井一圭さんは、「一度きりの人生だからこそ 命や時間の使い方を考える 家族を想う ひとりひとり道は異なる」とし、「それでも岩永と交わった時間は常に濃密だった 私も岩永も頭から湯気が立つほど取り組んできた 何の問題もない」と岩永さんの決断に理解を示した。
白川裕二郎さんは、「岩永...早いよ」と寂しさを滲ませつつ、「歌、そして超不得意なダンス。自分なりに色んなものと戦いながらここまでやって来たんだと思う。酒が好きで不器用でバカなお前が好きだった。ファンの皆んなが悲しむぜ。沢山応援してくれた仲間が悲しむぜ。でもな自分で決めた事」。
「最後まで純烈を楽しんで! そしてファンのみんなに笑顔を最後まで届けておくれ」と呼びかけた。
後上翔太さんは、「岩永さんの中で様々な葛藤があったのは隣にいて分かったけれど、いつも精一杯を出し切っていた姿を見てずっと尊敬していました」として、「そんな岩永さんの下した決断、仲間として心の底から尊重したいと思います」。
卒業に向け、「筋トレに勤しみ、バッキバキの体を惜しみもなく披露しながらラスト1日まで一緒に楽しい時間を過ごせますように。最高の花道を作れるように1分1秒を大切に過ごしていきたいと思っております!」と熱いサポートを誓った。
SNSでは、突然の卒業発表に悲しみつつ、岩井さんの決断を支持する声が相次いでいる。岩永さん加入後、初めてリリースされた「だってめぐり逢えたんだ」の歌詞を引用し、エールを送るファンも目立つ。
「やっぱり残念だし、色々思うことはありますが、短い間だったけど純烈に入って良かったと思ってくれてたらいいなと。来年の3月末までは純烈としての活動を、それ以降の俳優の活動も精一杯応援させてもらいます! だってめぐり逢えたんだから」
「誰もが、自分の思いを閉じ込めることなく生きることができますように。冷静で勇気ある岩永さんの決断、心して受け止めたい。我らが『純烈』は全てのメンバーやファンの人生いろいろの舞台だもの、常に未来に向かってるんだもの」
「かなりショックだけど、ご家族の後押しあっての加入だったし、家族との時間はかけがえのないものだから、それを大切にするために卒業するのはとても筋が通ってるし潔くてカッコいい」