パリ五輪に向けた陸上の米国代表選考会・男子200メートル決勝が、2024年6月30日(現地時間29日)に行われた。
SNSでは、23日開催の100メートルでも1位となったノア・ライルズ選手のパフォーマンスに注目が集まっている。
100メートルでは遊戯王カード「青眼の白龍」を「お守り」に
ライルズ選手は23年にハンガリー・ブダペストで行われた世界陸上の100mおよび200m、4×100mリレーで金メダルを獲得し、ウサイン・ボルト選手以来の三冠達成を果たした。100mでは、23年の今シーズン世界最高記録を更新している。
アニメ好きとしても知られるライルズ選手。6月23日に行われた100メートルの五輪代表選考会予選では、持参した「お守り」が注目を集めた。
試合前に白いユニフォームの脇から取り出したのは、日本でもおなじみの遊戯王カード、「青眼の白龍(ブルーアイズ・ホワイト・ドラゴン)」だった。
中継カメラに向けてカードを見せつけ舌を出すと、カードをそっと左脇へ。見事1位でゴールしたのち、レース後のインタビューでもお気に入りのカードを自慢していた。
ライルズ選手の「遊戯王愛」はとまらない。30日の200メートルの代表選考会でも、気になる場面があった。
TrackTown USAのX(@TrackTownUSA)が公開して話題になっている動画では、ゆったりとした歩みでトラックへと進むライルズ選手の姿が。
たくさんのカメラに囲まれたライルズ選手は、ダークカラーのパンツに革靴、赤いラインが入った白いカーディガンを羽織り、競技場入りした。
注目は、その左腕。
そこにしっかりと装着されていたのが、「デュエルディスク」だったのだ。
「デュエルディスク」とは、原作コミックス『遊☆戯☆王』では、主人公のライバルで現役高校生でありながら大企業・海馬コーポレーションの社長・海馬瀬人(かいば・せと)が開発したカードゲームの補助装置のようなものだ。腕に装着して使う。
過去には、実際に身につけることのできる、1/1スケールで再現したおもちゃ が発売されており、ライルズ選手が身につけていたものもこうしたレプリカだと思われる。