アニメ制作会社の「ぴえろ」が2024年6月29日、80年代前半から90年代後半にかけて製作してきたアニメシリーズ「ぴえろ魔法少女シリーズ」の新作を制作すると発表した。
「40周年を記念したTVアニメーション最新作の制作が決定いたしました」
「ぴえろ魔法少女シリーズ」は、「魔法の天使クリィミーマミ」「魔法の妖精ペルシャ」「魔法のスターマジカルエミ」など、子どもたちに人気を博した。
第1作である「魔法の天使クリィミーマミ」をはじめ、「ぴえろ魔法少女シリーズ」は現在でもカプセルトイやアパレルグッズ、復刻版の変身おもちゃなどが販売され、高い人気を誇っている。
ぴえろは29日、公式サイトを通じて「本日、『魔法の天使クリィミーマミ』最終話の放送からちょうど40年を迎え、40周年を記念したTVアニメーション最新作の制作が決定いたしました」と発表した。
同日、シリーズ総合サイトをリニューアルオープンし、「ぴえろ魔法少女シリーズ」公式Xアカウントも開設した。
公開されたPVでは、ポップなBGMに乗せてシリーズ作品の名場面を振り返ったのち、パステルカラーの手書きイラストを背景に「もう一度、歌ってほしい――。」との文字が浮かび上がった。同様の画像が、Xアカウントでも公開されている。
29日時点でのシリーズ最終作となっていた「魔法のステージファンシーララ」は、98年9月に放送終了しており、約26年ぶりの新作発表となる。
待望の新作発表に、「マミでもそうじゃなくても、とにかく嬉しいよおおぉ」「うれしすぎて泣きそうなんですが。ってか泣いてます」など、盛り上がるファンの声が寄せられている。
また、XなどSNSでは、新作の予想を楽しむ投稿も相次いだ。同シリーズらしさを残した新作を希望する声も目立つ。
「楽しみすぎる!! 最近、魔法少女といえば『戦う』という印象が根付いちゃってる気がするのだけど、そうなる前の魔法少女の復活、期待しないわけがない」
「なんかこう、コンプラとか多様性とかに配慮しちらかして過酷で残酷な運命に立ち向かう少女たちの絶望と希望...... みたいな内容にならないことを願う ええんよ、理想と夢だけに彩られたキラキラした世界でええんよ」
「近年の 魔法少女 は『まどか☆マギカ』辺りから流れが変わり、過酷な運命を背負いながら戦い続けるのが定番になってしまっていますが、ピエロの魔法少女シリーズは、本当の意味で少女たちに夢を与える内容であってほしい...」