バスケットボールの男女2人の「新星」に世界の注目が集まっている。
米メディア「CNN」(WEB版)が特集記事で取り上げたのが、カナダ出身のオリバー・リウ(18)と女子バスケットU18中国代表のチャン・ツーユウ(17)だ。同メディアは2024年6月22日と25日にリウとチャンの特集記事をそれぞれ公開した。
小学校6年で214センチ近い身長
CNNによると、身長約236センチのリウは、米フロリダ大学バスケットボール部の選手名簿に登録され、史上最高身長の大学バスケ選手になるという。
リウは幼いころから身長が高く、8歳で約185センチ、小学校6年で214センチ近い身長があったという。
記事によると、リウの身長236センチは、米フロリダ工科大学などでプレー(07年から11年)したポール・スタージェスさんの約234センチを上回る。リウは今後も身長が伸びる可能性があるという。
同メディアが注目するもうひとりの選手、チャンは現在中国で開催されている「FIBA U18 女子アジアカップ2024」に中国代表のセンターとして出場している。
5月2日に17歳になったばかりのチャンは同大会で国際デビューを飾った。
デビュー戦となった24日のインドネシア戦では13分の出場で19得点7リバウンドを記録。第2戦のニュージーランド戦(25日)では、23分出場して36得点13リバウンドの大活躍だった。
彼女はWNBAで何千万ドルも稼ぐことになるだろう」
第3戦の日本戦では44得点、14リバウンドの大活躍。同ステージ3試合で99得点、34リバウンドを記録し、チームの3連勝に大きく貢献した。
中国メディア「捜狐」(WEB版)によると、チャンは小学1年生の時にすでに160センチあり、小学6年生の時には210センチあったという。
「CNN」は、25日に公開したチャンの特集記事の中で、元男子中国代表でNBAのヒューストン・ロケッツで活躍したヤオ・ミン氏(43)と比較しながらチャンの将来に期待を寄せた。
記事では「チャンがヤオ・ミンのキャリアに匹敵するまでには、まだまだ長い道のりがあるが、今週の彼女のパフォーマンスは間違いなくWNBA(米国女子バスケプロリーグ)の各チームの興味をそそるだろう」と、近い将来WNBAチームの間で争奪戦になることを予想した。
チャンの活躍はインターネット上でも大きな話題を集め、Xでは「バスケをやるために生まれてきた」「腕を伸ばしても歯が立たない」「不公平だ」「誰にも止められない」「彼女はWNBAで何千万ドルも稼ぐことになるだろう」などの声が寄せられている。