サッカーの26年北中米W杯アジア最終予選の組み合わせ抽選会が2024年6月27日、マレーシアのクアラルンプールで行われた。
8大会連続の出場を目指す日本はオーストラリア、サウジアラビア、バーレーン、中国、インドネシアと同じC組に入った。
「日本は茨の道を歩むことになった」
A組はイラン、カタール、ウズベキスタン、アラブ首長国連邦(UAE)、キルギス、北朝鮮。B組には韓国、イラク、ヨルダン、オマーン、パレスチナ、クウェートが入った。
各組上位2チームは本大会への出場が決定し、3位と4位はそれぞれプレーオフへ回る。
11大会連続出場を目指す韓国でも抽選会に高い関心が集まり、複数のメディアが速報した。
「ニューシス」(WEB版)は、「韓国は笑ったが日本は泣いた」などのタイトルで記事を公開した。
記事は「韓国が『死の組』を回避した中、日本は茨の道を歩むことになった」と書き出し、「今大会は各グループ2位までワールドカップ本戦に直行するが、日本はオーストラリア、サウジアラビアと上位2位を争う。また、伏兵インドネシア、バーレーンなども安心できない相手だ」と分析した。
一方、自国が属するB組については「前回のW杯カタール大会予選に続き最終予選で遠征が厳しい中東のチームと対戦することになったが、2023 AFCアジアカップ準決勝戦で黒星を喫したヨルダンを除けば、大きな脅威となるチームはない」と楽観視した。
「韓国はワールドカップ本選が目標の国ではない」
「スポーツ朝鮮」(WEB版)は、「『中東5カ国』韓国、ワールドカップ『死の組』ではなく『蜂蜜の組』」とのタイトルで特集記事を組んだ。
同メディアは「最高のグループ編成だ。第1ポットに編成された韓国は、これ以上ない良い組み合わせを受けた。中東5カ国と対戦し、中東の砂嵐の中を遠征しなければならないという点は負担だが、それ以上に厳しいかもしれないことをすべて回避した」と報じた。
さらに「韓国はワールドカップ本選が目標の国ではない」と10大会連続出場中のプライドをのぞかせ、次のように続けた。
「ワールドカップ予選からしっかり準備して良い過程を経なければ、本戦にも力を発揮することができない。難しい相手がいない分、順調な道を歩んでワールドカップ出場権を手に入れなければならない」
アジア最終予選は9月からスタートし、24年6月まで行われる。日本は9月5日の初戦で中国と対戦する。