投手陣の踏ん張りで持ち応えているが
26日の同戦も初回に全く同じ状況をつくっていた。
カリステ、田中の連打で無死一、二塁の好機を作り、板山はセーフティーバントで三塁前に犠打を決める。1死二、三塁として後続が倒れたため得点が入らなかったが、リズムよく好機を広げていた。
板山は小技をこなせるだけに、翌日(27日)も同じ場面で打席が巡ってきた時、犠打を予想する見方が多かっただろう。立浪監督は攻撃的な采配をふるったが、裏目に出る結果となった。
中日は15日のロッテ戦(ZOZOマリン)以降、8試合連続2得点以下と打線がつながらない。
貴重な好機を生かすためにベンチワークがポイントとなるが、機能しない場面が目立つ。
投手陣の踏ん張りで借金5に持ち応えているが、貧打が改善されなければパリーグで最下位に低迷する西武のように一気に借金が膨らむ危険性をはらむ。(中町顕吾)