井上尚弥戦「熱望」のWBOフェザー級王者、もし対戦したら? 「井上が試合終了間際に仕留める」米メディア分析

「井上はエスピノサを一刀両断するのに必要な大砲を持っている」

   井上を共同プロモートする米トップランク社のボブ・アラムCEO(92)は、来年にも井上がフェザー級に上がることを明言している。その流れになれば、WBOフェザー級王座を保持するエスピノサは、対戦候補のひとりとなる。

   近い将来、井上との対戦の可能性があるエスピノサ。米スポーツメディア「The Sporting News」(WEB版)は、「ラファエル・エスピノサは井上尚弥に勝てるのか?」などのタイトルで19日に記事を公開した。

   記事では「(前WBO王者の)ラミレスに勝つことと、井上尚弥のようなパウンド・フォー・パウンドのスーパースターに勝つことはまったく別のことだ。井上は身長こそエスピノサに劣るが、エスピノサを一刀両断するのに必要な大砲を持っている」と指摘し、こう分析した。

「モンスターがインサイドに滑り込み、ほとんどボディにパンチを打ち込む姿が想像できる。エスピノサが何ラウンドか取ることも考えられるし、技術的な問題を引き起こすかもしれない。ただ、12ラウンドまで攻撃を持続させることは想像しにくい。それよりも、クリーンで効果的なパンチと残忍なボディ攻撃でWBO王者を消耗させた井上が、試合終了間際に仕留める可能性のほうが高い」

   同メディアは、エスピノサは井上と同じトップランク社がプロモートしているため、エスピノサが無敗のまま王座を保持していれば、25年に対戦が実現する可能性があるとした。エスピノサはフェザー級では長身の185センチで、戦績は25戦全勝(21KO)。

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