中古書籍販売のブックオフグループホールディングスは2024年6月25日、7月16日に予定していた24 年5月期の決算発表を延期すると発表した。子会社が運営する複数の店舗において、従業員による架空買い取りなどの可能性があるためだ。
店舗の臨時休業などが発生する見込み
同社によれば、架空買い取りのほか、在庫の不適切な計上や現金の不正取得の可能性があるとのことだ。実態解明や再発防止策の策定、ステークホルダーに対する説明責任を果たすため、同社から独立した中立かつ公正な外部専門家による特別調査委員会を設置した。
この調査と決算数値の確定に時間を要するため、7月16日に予定していた24 年5月期の決算発表を延期。延期後の決算発表予定日については、決まり次第公表するという。
同社グループの国内外全店舗において、臨時の実地棚卸を実施予定。これに伴い、店舗の臨時休業などが発生する見込みだと説明している。