スターバックスなどの喫茶店で数時間に渡って勉強する行為は「あり」か「なし」か、とする議論がX上で巻き起こっている。
「駅前の繁忙時間や中心部土日外せばいいんじゃないですかね?」
発端となったのは、資格取得のために勉強中だという一般ユーザーがXにつづった、スターバックスでのエピソードだった。
京都のスターバックスでは、退店時に店員から「今日も資格勉強お疲れ様です! また来てね!」などねぎらいの言葉をかけてもらうことが多かったというが、名古屋の店舗では複数回「スタバで勉強するな」と注意を受けたという。ユーザーはこうした対応について、「名古屋どうなってるんだ?」と疑問をつづっていた。
喫茶店で勉強をする行為の是非については、たびたび議論となっているものだ。
投稿を見た人らからも、座席の利用に関してさまざまな意見が寄せられている。
「昨日スタバに行ったら、勉強してる人たちが本当にたくさんいて席に座れませんでした。空いてる店ならいいと思いますが人気の店に勉強に来ないで欲しいという一般ユーザーの願いです」
「わざわざ他人に迷惑かけてまでスタバで勉強する意味ってなんなん?」
「駅前の繁忙時間や中心部土日外せばいいんじゃないですかね? 観光地やショッピングゾーンの土日日中 列ができてるのに何時間も勉強は若干周り見た方がいいかもとか思わなくもないですが、、それでも朝夕ならできますし」
なお、スターバックス公式の「よくあるご質問」では、「店内で勉強しても良いですか?」との質問に「店舗によって異なりますので、詳しくは店舗のバリスタ(従業員)にお問い合わせください」と回答している。
店内での勉強の可否については、店舗ごとの判断となっているようだ。
「これはポジティブに捉えすぎな気がする」
今回の投稿では、喫茶店での勉強の是非に加え、「京都の店舗では許されていた一方、名古屋の店舗では注意を受けた」という部分に注目が集まっている。
京都の店員が投稿主にかけた言葉について、いわゆる京都の「いけず」ではないか、とする見方があったためだ。
京都では、訪問先で「ぶぶ漬け(お茶漬け)、どうどす?」と勧められた場合、暗にそろそろ帰るように勧めている、とする「ぶぶ漬け伝説」がある。実際にはさほどメジャーに使われる言葉ではなく、京都人らしさを誇張するようなエピソードだという。
今回の騒動をめぐっても、「今日も資格勉強お疲れ様です! また来てね!」との言葉の裏に、「勉強のために長時間場所を取るべきではない。もう来ないでほしい」などとする意図が込められていたのでは......とする声が上がった。
京都出身者の意見も割れているようだ。
「京都出身だけどこれはポジティブに捉えすぎな気がする」「京都弁で『また来たのかよ...スタバで勉強するな』という意味」などと「いけず」説を推す声も多い。
一方で、「その店員さんは心から応援してるかも知れないのに 京都だからって何でも嫌味と思われたら辛い」「いわゆる京しぐさじゃなくて、京都って学生さん多いから本当に応援してたのかも」など、純粋な応援だったのではとする見方もある。