キックボクサーのぱんちゃん璃奈さん、犬の写真、風俗店の広告――。東京都知事選(2024年7月7月投開票)のポスター掲示板をさまざまな内容で「ジャック」したことが波紋を広げている政治団体「NHKから国民を守る党(NHK党)」のポスター。今度は「動物のイラスト」でジャックされていると話題になっている。
狙いはどこにあるのか。J-CASTニュースは6月24日、このポスターを制作・掲示した男性に話を聞いた。
「日本の政治家は犬猫動物レベルという揶揄」の憶測も
NHK党は、党へ寄付することでポスター枠に寄付者独自のポスターを貼ることができるとする活動を行っている。同党は、24人の候補者を擁立。NHK党の考え方に従えば、1か所につき最大24枚のポスターを掲示できることになる。
話題となっているのは、ウサギやハムスター、カエル、ペンギンといった動物のイラストが描かれたポスターだ。右下に小さく掲示責任者、印刷者として党首の立花孝志氏の名前と、個人演説会の日付が記載されているが、遠目から読める文字は何も書かれていない。新小岩駅南口の掲示板には、21枚の動物のイラストが掲示されていた。
新小岩駅のほか、立川駅前の掲示板にも同様の掲示があったとして、Xで複数の報告が上がった。選挙と関係のない内容を批判する声のほか、「心ある人が買い占めたのかほんわか動物ポスターで溢れてた」「人間より動物の方が多いのガチでおもろいwwwww」「立川駅の選挙掲示板、動物園になっててウケる」「みんなかわいい」など、おもしろがる声やほっこりするといった声が寄せられた
そのほか、大王製紙の前会長で実業家の井川意高さんは「都知事選に限らず日本の政治家は犬猫動物レベルという揶揄」との見方を披露した。