製薬企業は「風通しの良さ」と「社会貢献」が魅力
――医薬品・医療機器企業が4社も入っていますね。中外製薬とファイザー、そして、第一三共(13位)、旭化成メディカル(15位)です。魅力のポイントはどこにあるのでしょうか。
オープンワーク広報 少し堅いイメージがある業界ですが、クチコミを見るとフラットで上下関係がなく、コミュニケーションが取りやすい風土であることがわかります。
一般的に、企業の退職理由の上位に「人間関係」がよく挙げられますが、「風通しの良さ」が人間関係を円滑にし、長く働くモチベーションを高める鍵なのかもしれません。
仕事や取り扱う製品を通して、人々に貢献できることに対するやりがいに関する声が見受けられました。
ファイザー「取り扱う製品を通じて、その先にある患者さんへの貢献はもちろんですが、日本の医療制度を知ることや医学、薬学の知識を得ることも人生の役に立ちます。福利厚生は業界でもトップレベルの充実度合いで安心して働き続けられる環境が整っています」(セールス、男性)
旭化成メディカル「医療関連の部門であったため、人の命と健康に関わる仕事であり、責任もあるがやりがいも感じた。この業界は、時にロジックが通用しない人たちとの付き合いを強いられることもあるが、自分が関わった商品を用いて難病の患者が快方に向かった際にはうれしかった」(営業、男性)
旭化成メディカル「多角的な経営で一つの事業が傾いても他の事業が支えてくれる安心感がある。しかし、事業部間でシナジー(相乗効果)を持たせるような様子はなく、各部署で各業務を淡々とこなす文化。社内の風通しは非常にいい。特に、『さん付け文化』はとてもありがたく、相談ごともしやすい」(研究開発、男性)
第一三共「数多くの新製品と幅広い領域の製品を有しているため、医師に対して幅広い提案を行うことができる。また、画期的な新薬の処方提案、処方確認により医療貢献を感じることができる」(医薬営業本部、男性」
第一三共「とにかくアクティブな会社なので、どんどん改善に向けて変わっていく。風通しはよく上長と部下の距離感も近いため何かあったら定期的に相談しやすい環境」(安全性情報管理職、女性)」