「立浪監督、投手交代失敗です」まさかのハプニングにファンズッコケ 「話題性ではどこの監督でも勝てない」

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   2024年6月23日に行われたプロ野球・中日ドラゴンズ対広島カープ戦で、まさかのハプニングがあった。

  • 2017 WBC 2次ラウンドでの立浪和義監督(写真:YUTAKA/アフロスポーツ)
    2017 WBC 2次ラウンドでの立浪和義監督(写真:YUTAKA/アフロスポーツ)
  • ドラゴンズ本拠地・バンテリンドーム ナゴヤ
    ドラゴンズ本拠地・バンテリンドーム ナゴヤ
  • 2017 WBC 2次ラウンドでの立浪和義監督(写真:YUTAKA/アフロスポーツ)
  • ドラゴンズ本拠地・バンテリンドーム ナゴヤ

「ワンテンポ遅れて立浪監督が交代を告げますが、これはどうなんでしょうか?」

   監督が「投手交代」を失敗するという珍事だ。

   1対1で迎えた7回表、2番手として登板した齋藤綱記投手は先頭打者に四球を出し、送りバントや再びの四球で2死1・3塁とややピンチに。広島の上本崇司選手がバッターボックスに入ったタイミングで、中日の大塚晶文投手コーチがマウンドへ向かった。大塚コーチと齋藤投手が言葉を交わしたあと、ベンチに戻る最中に立浪和義監督が投手交代を球審に申し出るも、認められなかった。

   実況でも、アナウンサーが「右バッターの上本を迎えるところ、一旦ここは間を取ります。......あ、ここで! ここで立浪監督が出ます。ワンテンポ遅れて立浪監督が交代を告げますが、これはどうなんでしょうか?」と困惑した様子だ。

   投手交代時のルールに抵触したため交代できなかった様子で、アナウンサーも「ピッチングコーチが出てですね、一回下がってから監督が交代を告げるというのが......あ、認められないということになりますね、これは」とした。

   立浪監督が投手交代を試みていることに気づいたのか、マウンド上の齋藤投手も困惑顔だった。

   日本における野球の公式ルールを定めた「公認野球規則」によると、試合の進行のルール上、監督またはコーチが投手のもとへ行ったあと、ファウルラインを超えて引き上げた際の扱いとして、「その投手は、そのときの打者がアウトになるか、走者になるか、または攻守交代になるまで投球した後でなければ退くことはできない」とするものがあり、今回の投手交代の場面でもこのルールが適用されたものとみられる。

   その後、齋藤投手は上本選手をしっかりと空振り三振に打ち取った。試合は2-1で中日が勝利している。

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