国際サッカー連盟(FIFA)は2024年6月20日、最新のFIFAランキングを発表した。男子は、日本がアジア最上位の17位、イランが20位で続き、22位の韓国が3位となった。
アジア最上位をキープした日本は、27日に行われる26年W杯北中米大会アジア最終予選組み合わせ抽選のポット分けで第1ポットに入る見通しで、イラン、韓国も第1ポットに入ることになりそうだ。
「韓国はライバル日本、イランとの対決を避けることになった」
組み合わせ抽選のポット分けは、今回のFIFAランキングに基づく見通し。3カ国ずつのポットに分かれ、同じポットのチームとは対戦しない。
アジア最終予選は18チームが参加し、6チームずつ3組に分かれて争われる。ホームアンドアウェー形式で行われ、各組の上位2チームがW杯出場権を獲得する。各組3、4位はプレーオフにまわる。
最新のFIFAランキング発表を受け、韓国メディア「OSEN」(WEB版)は「日本・イランを避けた!韓国、FIFAランキング22位 ワールドカップ最終予選第1ポット確定」とのタイトルで記事を公開した。
記事は「韓国がアジア3位を維持した」と書き出し、次のように記した。
「男子サッカーで韓国は4月より1ポイント上がり22位を記録した。これにより韓国は、17位の日本、20位イランに続くアジア3位を維持し、ワールドカップ最終予選の抽選で『第1ポット』を獲得した。韓国はライバルの日本、イランとの対決を避けることになった」
「第1ポットが確定したことで少し余裕が出てきた」
「マイデイリー」(WEB版)は、「アジア3位を守った!韓国、ワールドカップ最終予選第1ポット確定」などのタイトルで記事を展開した。
同メディアは、第2ポットにオーストラリア(23位)、カタール(35位)、イラク(55位)、第3ポットにサウジアラビア(56位)、ウズベキスタン(62位)、ヨルダン(68)が入ると予想した。
記事では「第1ポットが確定したことで少し余裕が出てきた」とする一方で、FIFAランキング110位で第6ポットに入ることを予想した北朝鮮を「不気味なチーム」と評し警戒を深めた。
W杯は26年北中米大会から出場チーム数が「32」から「48」に拡大。これに伴い、アジア枠は「4.5」から「8.5」に増え、本選出場のチャンスが大きく広がった。