英国スポーツイベント会社マッチルームのエディー・ハーンCEO(45)が、スーパーバンタム級4団体統一王者・井上尚弥(大橋、31)の次戦について批判的な見解を示した。
アイルランドのボクシング専門メディア「アイリッシュボクシング」(WEB)が2024年6月20日に報じた。
大橋会長「次戦はほぼ内定している」
井上は9月に防衛戦を予定しており、対戦相手は元IBF世界スーパーバンタム級王者テレンス・ジョン・ドヘニー(アイルランド、37)が有力視されている。
スポーツ紙の報道によると、井上が所属する大橋ジムの大橋秀行会長(59)は実名こそ挙げなかったが、次戦について「ほぼ内定している」と明かしたという。
このような状況の中、井上が王座を保持するWBAが6月14日に井上に対して、元WBA・IBF同級王者で現WBA同級1位ムロジョン・アフマダリエフ(ウズベキスタン、29)と指名試合を行うよう命じた。
WBAは井上、アフマダリエフの両陣営に指名試合を行うよう伝え、交渉期間を7月14日までの30日間に設定。指名試合を9月25日までに行うよう指令を出した。井上陣営が正当な理由なく拒否した場合は、タイトルを剥奪される場合もある。
ハーン氏は、アフマダリエフの試合をプロモートしている関係からWBAの指令の「正当性」を主張。その流れの中で井上対ドヘニー戦を批判的に論じた。