学生がより「自分らしさ」を表現するための補助ツール
――生成AIを使いこなすスキルの向上が必要だということですね。生成AIの就活での活用は今後も増えていくでしょうか。また、最後に今回のリポートで特に強調しておきたいことがありますか。
中島英里香さん 今回の調査で、大学生にとって生成AIがより身近なものになっていると感じております。そのため、就職活動での生成AIの活用は今後も増えていくと思います。
調査では大学生はあくまで生成AIを補助ツールとして利用していることがわかりました。就職活動は学生と企業のマッチングだと思いますので、学生にはより「自分らしさ」を表現するための補助ツールとして、生成AIを利用していただきたい。
また、調査の中で学生のまわりで流行っている、あるいは有用だと感じているプロンプトを聞いています【図表3】。この内容を見ると、学生はさまざまな工夫をして生成AIを就職活動に活かしていました。ぜひ詳細な内容を調査ページからご覧いただければと存じます。
(J‐CASTニュースBiz編集部 福田和郎)
【プロフィール】
中島 英里香(なかしま・えりか)
株式会社マイナビ キャリアリサーチラボ研究員
2016年マイナビ入社。新卒採用の求人広告営業を経て、採用管理システム担当として東日本の中小企業・大手企業の新卒採用支援や採用業務代行などを行う。現職では新卒領域の調査を担当。