人気ゲーム系YouTuberのマミルトンさんが2024年6月13日、ステージ3aの乳がんを公表し、発見までの経緯を明かした。
マミルトンさんは25万人を超えるチャンネル登録者を抱え、ゲームのプレイ動画などで人気を博している。プライベートでは、2人の男女を育てる母でもある。
「いつまで生きれるんやろう」
マミルトンさんは動画の冒頭で、「乳がんになってしまいました」と切り出すと、現在の病状について、「原発部分に近いリンパには移転してしまっているものの、その他には転移は見られないということで、ステージ3aでした」と明かした。
酒やたばこをたしなまず、ここ4年間は子供に合わせて早寝早起きする生活を送っていたという。「自分では健康やと思ってたんですけども、まさか自分ががんになるとは思ってなくて、最初聞いた時は頭真っ白になって、めっちゃショックでした」と発見時を振り返った。
当時、「いつまで生きれるんやろう」「子供たちが大きくなるまで、成長を見守れへんのかな」「こんなちっちゃい子を置いて先に死ねへんな」という考えが頭をよぎったという。「なんでもっと早く病院に行かんかったんやろう」という後悔も口にした。
「針でグサッと刺したような痛みが...」
がんが発見されたのは、動画撮影の約1ヶ月半前だといい、「(病気を)割と受け入れられてはきてます」と現在の心境を述べた。23年3月に誕生した娘の妊娠中から少し違和感があり、産後は胸の張りや硬化、しこりが見られたそうだが、当時は「出産前後はそうなるもんやと思ってた」という。
23年の7、8月頃に、「(胸を)いきなり前から針でグサッと刺したような痛みが走るようになって」と異変を感じる。ただ、幼稚園に上がる前の長男と、生後半年の娘の世話があるため、病院に行かず自宅で痛みを我慢していたと明かした。
24年の2、3月頃に、胸が凹んでいることに気が付く。「これはそろそろやばいな」と4月末、子育ての合間に近所の乳腺外科を受診し、「おそらく乳がんの可能性が高い」と大病院を紹介されたと説明した。
「違和感を感じたらすぐに病院に行ってください」
紹介先の病院で診断結果が下るまでの約16日間は、ゴールデンウィークと重なっていたこともあり、子どもたちと思い出作りをしながら過ごしていたという。結果、乳がんであることが判明したものの、転移は見られず、ステージ3aの段階で根治が目指せることがわかったと述べた。
今後は、計8回の抗がん剤治療を受けた後、手術を行い、次にホルモン治療を受ける方針だという。抗がん剤の副作用で毛が抜けることは「ショック」だとしつも、「子供達のために頑張って治します」と力を込めた。なお、動画の概要欄では、すでに初回の抗がん剤治療が完了したと説明している。
マミルトンさんは、「何か少しでも違和感を感じたらすぐに病院に行ってください本当に」と訴える。「普通は痛みなくて気付くのが遅れるというパターンが多いらしいんですけど、痛みがあったのになぜかそれを我慢してしまって、発見が遅れるという」と自身の発見経緯をあらためて振り返りながら、「産後のママたちも、違和感を感じたら乳腺外科行ってください。検査してください」と勧めていた。
視聴者からは、「少しでも早い回復をお祈りしております」「マミさん!負けないで!」「がんばりましょう!!無事に戻ってきてください!!」「根治された方もコメント欄にいらっしゃるので、きっと治ると信じてます」など応援の声が届けられている。