元プロ野球選手でメジャーリーグでも活躍した五十嵐亮太さんと井口資仁さんが2024年6月17日、YouTubeチャンネル「スポーツナビ野球チャンネル」に出演。2人はサンディエゴ・パドレスのダルビッシュ有投手についてのトークを展開した。
スライダーは他の投手と軌道が違う
五十嵐さんと井口さんはダルビッシュ投手の日米通算200勝について触れ、五十嵐さんは「先発だけで200勝は凄い」と改めてダルビッシュ投手の偉業を祝福した。
ダルビッシュ投手がベテランになっても活躍を続ける理由として、五十嵐さんはフィジカルの面に目を向け、「無理をしない。自分の身体としっかりと向き合っているから、頑張るところとそうでないところの判断がいいですよね」と言及した。
一方、井口さんは、打者目線で「他の投手と軌道が違う。ダルビッシュ投手と言えばスライダーのイメージ」と、現役時代に対戦した時のダルビッシュ投手の印象を語った。
「とにかく曲がりがでかくて、自分がイメージした曲がりと全く違う。デットボール当たるくらいのところを振らないとバットに当たらない。対戦した中で一番スライダーがよかったピッチャーじゃないかなと思います」(井口さん)
井口さんは対策として「ファーストストライクをしっかりとらえる。まずスライダー来たら絶対当たらないと思っているので、スライダーは振らない。狙って打てる球ではない」と、スライダーを振らずにファーストストライクを打ちに行くことを心掛けていたという。
多彩な変化球かつ150キロ以上のストレートの技巧派剛腕
五十嵐さんはダルビッシュ投手について、多彩な変化球を投げられ、かつ150キロ以上のストレートも投げることから技巧派剛腕と表現した。
そして、「過去の中でも日本人ナンバーワンなんじゃないかなと思うんですよね。投手としての能力の高さとしたら」とダルビッシュ投手が歴代ナンバーワン投手なのではないかとした。
井口さんも「ナンバーワンじゃないですか」と五十嵐さんの意見に同意していた。
また、「通算勝利はどこまで伸びる?」の問いに五十嵐さんは「このまま10勝ずつしたら250勝でしょ。行ったら凄いですよ」と通算250勝にも期待を寄せた。