「観賞場所としては、十分楽しんでいただける」と案内が...
ともさんはXで、ライブの運営から届いたというメールを投稿。メールには9日同様に存在しない席を発券してしまったこと、チケット代を払い戻しすることともに、代わりの席は「観賞場所としては、十分楽しんでいただけると思われますので、ぜひライブにはご参加いただければ幸いです」とあった。メールはライブ当日、10日の昼頃に届いたという。
しかし、案内された席は「柱の近くで、平地であったため前の方が視界に入り、ステージはほぼ見えず、モニターの一部が見える程度でした」と、ともさんは取材に説明した。
ライブ後、ともさんはXで再度運営から謝罪のメールが届いたと報告。代わりの席を「観賞場所としては、十分楽しんでいただけると思われます」としたことが「結果として大きな間違いであった」として「重ねてお詫び」があり、「今後のご対応、ご提案に関しましては、ただ今、興行主催者を含め検討させていただいております」と書かれていた。
ともさんは取材に次のようにコメントを寄せ、「今後二度と同じ思いをする方が出ないようなご対応を切にお願いしたい」と訴えた。
「このトラブルがあった2日間は潮紗理菜さんの卒業セレモニーとツアーの最終日が重なり、大きな期待で遠方から参加した方や潮紗理菜さんの最後のステージを見にきたファンの方が沢山いました。当日席を代わらざるを得なかった方々が、最後を肉眼で直接見ることができなかったことの重み、返金では代えられない大切な思い出、ライブ運営会社の方にはファンの目線で我が身として受け止めていただいて、今後二度と同じ思いをする方が出ないようなご対応を切にお願いしたいです。
『もう一度東京ドームを目指す』今回のライブで表明してくれた日向坂メンバー皆さんの決意を、全員が安心して楽しめるライブで、今後は後押ししていただきたいです」
ライブを運営するライブエグザム(東京都港区)は12日、J-CASTニュースの取材に、機材席を誤って販売し、ステージの見えにくいパイプ椅子席を案内したことは「事実です」とした。
該当の席購入者への対応は、「チケット料金の全額払い戻しを実施中です。ほか、今後のご対応を検討しているところで、そのご案内まで少しお待ちいただけるようお知らせいたしました」としている。
原因は「人的ミスによるもの」とし、「今後は、体制を強化し、2重3重のチェック方法を構築する所存です」という。その上で、今回のことについて次のようにコメントし、謝罪した。
「ライブは、その時限りのもので、後日の代わりがききません。その日のライブを楽しみにご来場いただいたお客様に対して、本来お座りいただくはずの座席をご用意できず、申し訳ない気持ちでいっぱいです。ご迷惑をお掛けしたお客様に深くお詫び申し上げます」