PTAを廃止するまでの手続きがスムーズで「参考にしたい」
PTA活動の負担の大きさが問題視されている中、保護者がみずからPTAそのものを解散させたという例もあります。
実際に、子どもの通う小学校のPTAが解散したというXユーザーは「コンサル(タント)が入っているのかというくらい美しかった」と、解散までの流れを投稿しました。
小学校のPTAがついに解散するが、一連の手順がコンサル入ってるのかってくらい美しかった「欲しかったノウハウ」 - Togetter
解散となったきっかけはコロナ禍でPTA活動が縮小され、不要な役割が浮き彫りになったこと。
その時のPTA役員たちはPTAの必要性についてアンケートを取り、次年度の役員候補者もいないと判明したことから臨時総会を開き、解散の決議が行われた...という流れだったそうです。
なお、この小学校では10年くらい前から「新入生保護者説明会の時に体育館の扉を閉めて(保護者を)逃げられなくしてPTAの係を決めていたらしい」とも。PTA役員をやりたくないと考える人が多かったことが裏付けられる話も付け加えられていました。
近隣の小学校でも同じような動きがあり、解散の決断をしやすかった要素もあったそうですが、投稿者は「それでも何十年も続く組織を廃止するのは相当パワーがいりますね」と感想を述べています。
一連の投稿を読んだ人たちは
「なるほどこういう風にやるのか...これは貴重なノウハウです」
「『PTAじまい』のマニュアルとして全国の自治体に情報共有して欲しいくらい」
と絶賛。貴重な経験がこうしてシェアされているのもXならではかもしれません。
ちなみに、この学校ではPTA廃止と同時に、学校側と保護者の連携機能を持った組織(保護者会)を別途立ち上げているそうです。