大阪・関西万博で大阪府や大阪市などが出展する「大阪ヘルスケアパビリオン」について、「時給2000円」のスタッフ募集が2024年6月10日に締め切られた。
定員の10倍を超える応募があったとして大きな話題になったが、狭き門をくぐることができるのはどんな人なのか。選考の方法や基準について運営に取材した。
120人程度に対して1258人の応募
時給2000円のスタッフ募集は、5月15日から開始されていた。業務内容は「来館者の受付・案内・誘導、VIPの接遇など」で、7時間半で区切られた「早番」と「遅番」の2交代制となる。交通費は月額上限5万円だ。
結果として、120人程度の定員に対して1258人の応募があった。随時行われるオンラインでの1次選考、対面での2次選考を経て採用・内定後、9月下旬ごろに内定者説明会がひらかれ、開催目前の25年3月上旬ごろに研修がはじまるという。
大阪府・大阪市万博推進局の出展部出展企画課は24年6月14日、大阪府を中心に兵庫県や京都府などからも応募があったとJ-CASTニュースの取材に答えた。定員の10倍超が集まってなお、選考方法に変わりはないのか。同課は、
「当初予定通り、9月下旬頃の内定者説明会の開催に向け、すべての応募者を対象に順次選考を行っているところです」
と説明した。順次選考が進んでいるというが、面接の具体的な内容は「お伝えできません」とした。
選考基準は?「意欲にあふれた方にぜひ...」
応募者の年齢や性別、性格、経歴など、選考で重視している点も尋ねた。同課によると、「選考基準については、お伝えできませんが、意欲にあふれた方にぜひ大阪ヘルスケアパビリオンで活躍いただきたいと考えています」。
定員を大きく上回る応募数があったことへの受け止めは、下記のように述べていた。
「一生に一度の貴重な機会なので万博で働きたい、地元大阪のヘルスケアパビリオンでアテンダントとして万博に関わりたい、参加したいという方がたくさんおられるということだと考えています。
多くの方からご応募いただき、大変心強く感じています。そうした方々と一緒に、地元として世界に向けて大阪の魅力を発信していきたいと考えています」