予算や事業についての決定権者だという点「知事の絶大なる特権、権力の源」
記者から出た質問のひとつが、蓮舫氏が「知事にならないとできない政策」に関するもの、つまり「『副知事じゃダメですか』という質問」だ。
民主党政権時代の「事業仕分け」での「2位じゃダメなんでしょうか」を念頭に置いた質問で、蓮舫氏は「副知事じゃダメです。知事でなければいけないと思います」と即答。知事が予算や事業についての決定権者だという点が「知事の絶大なる特権、権力の源」だとして、「今は残念ながら、その知事がトップダウン的に決めているものが目立つ」。ボトムアップ型の都政を目指したいとした。
「現場職員も実は知らされていなかったと聞くことも多く、私はトップダウンではなくてボトムアップ。現場の人、専門家の方々、NPOの人たち、様々な人たちに入っていただいて、そして議論をして、それを政策として上げて、最終的に知事が決定をする。そういう都政をしたい」
都知事選には40人以上が立候補するとみられており、現職の小池百合子知事は6月12日、3選を目指して出馬する意向を表明している。
(J-CASTニュース編集委員 兼 副編集長 工藤博司)