なぜ西武の低迷は続くのか? 元監督が指摘するベテラン勢への依存「新しい選手出てきているが...」

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   プロ野球西武の元監督で野球解説者の伊東勤氏(61)が2024年6月11日にユーチューブを更新し、西武が低迷している要因を独自に分析した。

   今シーズン西武は開幕から調子が上がらず借金を重ねていった。セ・パ交流戦直前の5月26日に松井稼頭央監督(48)が休養に入り、渡辺久信GM(58)が監督代行としてチームを指揮している。

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  • 奮起を促された源田(源田のインスタグラムより)
    奮起を促された源田(源田のインスタグラムより)
  • 源田と夫人と2ショット(源田のインスタグラムより)
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  • 活躍が期待される金子(金子のインスタグラムより)
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  • 金子のオフショット(金子のインスタグラムより)
    金子のオフショット(金子のインスタグラムより)
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「中村、栗山というところに期待をしないといけない」

   チームは13日時点で、19勝41敗でリーグ最下位。セ・パ交流戦でも負けが込み、4勝11敗の勝率2割6分7厘で最下位に沈んでいる。

   現役時代、西武一筋でプレーし、引退後の04年から4年間、監督としてチームを指揮した伊東氏。選手、監督時代の経験を踏まえ、今シーズン低迷する要因を独自分析した。

   伊東氏は「シーズン中に監督の交代とかいろいろあって、選手たちもなかなか集中してできないのは事実」と前置きし、低迷している要因のひとつに野手陣を挙げた。

   投手陣はエース高橋光成投手(27)が勝ち星を拾えず苦戦している中、ルーキー武内夏暉投手(22)やリリーフ陣の内容を評価。一方で「問題は野手陣」とした。

「野手陣が日替わり打線。新しい選手が出てきているが、なかなか長続きしない現状で、ベテランに頼らざるを得ない状況で本当に苦しい。毎回スタメンを見てそう思っている。その中でも40歳の中村(剛也)、栗山(巧)というところに期待をしないといけないというチーム事情が今の西武を物語っている」

   厳しい表情を見せた伊東氏は、こう続けた。

「ここは本当に我慢をするしかない」

「若くて活きのいい足が速くて動ける選手。小技をできる選手が多いチームだと思うが、現状でランナーをためてガツンという野球は少し無理なので、いかに1点を取っていくかという野球をこの先続けていかなければいけない」

   そのうえで、キーマンとなる選手について次のように示した。

「そう考えると、名前を挙げた中村、栗山の次にチームをけん引していかなければいけない選手たち。特に金子(侑司)選手やジャパンにも選ばれた源田(壮亮)選手、そして外崎(修汰)選手。この3人がチームのキーポイントだと思う。この人たちがもうひとつ元気を取り戻していかないと、浮上はなかなか難しいと思う」

   西武とロッテの2球団で監督を務め、中日でヘッドコーチの経験を持つ伊東氏。指導者としての過去を振り返り、盟友でもある渡辺監督代行にアドバイスを送った。

「いろいろ策を練って選手を代えていかなければいけない。日替わり打線、あるいは作戦的にもいろいろな作戦を使いながら、チームを動かしながら、先に手を打っていかなくてはいけないという厳しい状況はあるが、ここは本当に我慢をするしかない」

   さらに、チームを応援するファンの存在に言及し、こう奮起を促した。

「ファンの人たちは可能性がある限り、最後の最後まで応援し続けてくれる。なんとか監督、コーチを含め選手のみんな、ファンの人たちのためにもこのままじゃいけないと思う。何とか頑張ってください」

   チームはセ・パ交流戦4カード連続負け越し中で、14日からのDeNAとの3連戦がセ・パ交流戦最後のカードになる。リーグ戦は21日から再開する。

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