「ここは本当に我慢をするしかない」
「若くて活きのいい足が速くて動ける選手。小技をできる選手が多いチームだと思うが、現状でランナーをためてガツンという野球は少し無理なので、いかに1点を取っていくかという野球をこの先続けていかなければいけない」
そのうえで、キーマンとなる選手について次のように示した。
「そう考えると、名前を挙げた中村、栗山の次にチームをけん引していかなければいけない選手たち。特に金子(侑司)選手やジャパンにも選ばれた源田(壮亮)選手、そして外崎(修汰)選手。この3人がチームのキーポイントだと思う。この人たちがもうひとつ元気を取り戻していかないと、浮上はなかなか難しいと思う」
西武とロッテの2球団で監督を務め、中日でヘッドコーチの経験を持つ伊東氏。指導者としての過去を振り返り、盟友でもある渡辺監督代行にアドバイスを送った。
「いろいろ策を練って選手を代えていかなければいけない。日替わり打線、あるいは作戦的にもいろいろな作戦を使いながら、チームを動かしながら、先に手を打っていかなくてはいけないという厳しい状況はあるが、ここは本当に我慢をするしかない」
さらに、チームを応援するファンの存在に言及し、こう奮起を促した。
「ファンの人たちは可能性がある限り、最後の最後まで応援し続けてくれる。なんとか監督、コーチを含め選手のみんな、ファンの人たちのためにもこのままじゃいけないと思う。何とか頑張ってください」
チームはセ・パ交流戦4カード連続負け越し中で、14日からのDeNAとの3連戦がセ・パ交流戦最後のカードになる。リーグ戦は21日から再開する。