プロボクシングの世界王座認定団体WBA(世界ボクシング協会)は2024年6月14日(日本時間)、公式サイト上でスーパーバンタム級4団体統一王者・井上尚弥(大橋、31)に対して、元WBA・IBF同級王者で現WBA同級1位ムロジョン・アフマダリエフ(ウズベキスタン、29)と指名試合を行うよう命じた。
発表によると、WBAは井上、アフマダリエフの両陣営に指名試合を行うよう伝え、交渉期間を7月14日までの30日間に設定した。
「井上尚弥対アフマダリエフは熱い」
WBAの規定では、王者は王座獲得した日から9カ月以内に、トップコンテンダーと防衛戦を行なわなければならないと定めている。
井上は23年12月26日に王座を獲得しており、次の防衛戦は24年9月25日までに行わなければならず、WBAは指名挑戦権を持つアクマダリエフとの対戦を命じた。
両陣営が合意に達しない場合、もしくはどちらかが対戦を拒否した場合、WBAは内規に基づき入札を行うことができる。
井上は5月6日に4団体王座の防衛戦を行い、ルイス・ネリ(メキシコ、29)を6回TKOで下し王座防衛に成功。次期防衛戦は9月に予定され、対戦相手候補に元IBF同級王者テレンス・ジョン・ドヘニー(アイルランド、37)が挙がっていた。
井上の次戦相手が定まらない中でのWBAの指令に、インターネット上でファンが盛り上がり、Xでは「本当なら、テンション爆上がり!」「アフマダリエフ戦が1番見たいです!」「グッドマンやドヘニーよりアフマダリエフの方が実力は上だと思うので、アフマダリエフとの試合の方が見たい」「井上尚弥対アフマダリエフは熱い」などの声が寄せられた。