Mrs. GREEN APPLEのMV問題「そもそも何でこの企画が通るの?」 そんな声にレコード会社はどう答えたか

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ボーカルの大森元貴さんが公式サイトで制作の経緯を説明

   Mrs. GREEN APPLEの公式サイトでは、謝罪のニュースリリース後に、ボーカルの大森元貴さん(27)の名前で、次のように制作に当たった経緯を説明した。

「類人猿が登場することに関しては、差別的な表現に見えてしまう恐れがあるという懸念を当初から感じておりましたが、類人猿を人に見立てたなどの意図は全く無く、ただただ年代の異なる生命がホームパーティーをするというイメージをしておりました。
しかしながら、意図とは異なる伝わり方もするかもしれないと思い、スタッフと確認し合い、事前に特殊メイクのニュアンス、衣装、演じ方のフォロー、監修をしていたつもりではおりましたが、そもそもの大きな題材として不快な思いをされた方に深くお詫び申し上げます。
決して差別的な内容にしたい、悲惨な歴史を肯定するものにしたいという意図はありませんでしたが、上記のキーワードが意図と異なる形で線で繋がった時に何を連想させるのか、あらゆる可能性を指摘して別軸の案まで至らなかった我々の配慮不足が何よりの原因です。
『コロンブスの卵』というキーワードから制作に取り掛かり、前向きにワクワクできる映像にしたいという気持ちが、リスクへの配慮をあやふやにし、影響を及ぼしてしまったと認識しております。
こちらの意図する物語の展開としては、歴史的時間軸は存在せず、類人猿も人の祖先として描きたかった。そして時間の垣根を越えてホームパーティーをする。
これはあり得ない話であり、あくまでフィクションとしての映像作品であると。
ただ、ある事象を、歴史を彷彿とさせてしまうMVであったというご指摘を真摯に受け止め猛省しております」

   (追記:2024年6月14日11時30分)日本コカ・コーラの広報部は13日深夜、取材に次のようにメールで回答した。「コカ・コーラ社はいかなる差別も容認しておらず、今回の事態を遺憾に受け止めております。これは、コカ・コーラ社が大切にしている価値とは異なるものです。本楽曲を使用したすべての広告素材の放映を停止させていただきました。また、ミュージックビデオの内容に関しては、弊社は事前に把握をしておりません」

(J-CASTニュース編集部 野口博之)

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