視線を合わせることが、男性より女性に重要な理由
――なるほど。ところで視線方向による評価への影響は、男性に比べて女性の受験生や評価者に特に顕著とあります。なぜ女性に多いのでしょうか。
山根典子さん これも正直、わかりません。ただ、先行研究では、女性は赤ちゃんの時から相手と視線を合わせる傾向が強いことがわかっています。たとえば、男性がそっぽを向いて話す場合でも、女性は面と向かって話す場合が多いとされています。
親密性や共感性の面で、女性には視線の影響が大きいのかもしれません。ぜひ、人間学や人類学の専門家の研究に期待したいです。
(J‐CASTニュースBiz編集部 福田和郎)