店舗前で11人に取材、価格差を知っていたのは......?
「店舗で値段違うのは知らなかった」「これはいいこと聞きました」と価格差に驚く声が上がるとともに、その理由についても、様々な推測が出た。「多分店舗のお家賃」「搬入のしにくさですかね...?」といった指摘があったほか、西口が駅前のメインの商業地になっていることを挙げる向きもあった。
横浜西口店の前での取材では、訪れた客7人に聞いたところ、うち6人が価格差について「知らなかった」と答えた。
ハンバーガーが高いことに抵抗感を示す客はいたものの、実際は、価格差に対して理解を示す客の方が多かった。会社員男性(28)は、「高いのは知っていました。ただ、仕事場に近いので、こちらに来ています。集客があるのでしたら、高いのは仕方ないと思っています」と話した。
一方、横浜ベイクォーター店では、店の前で客4人に取材しても、全員が価格差を知らなかったと答えた。こちらも、それに理解を示す方が多く、無職男性(80)は、「店の戦略があり、それぞれの考え方だからいいのでは」と答えた。ただ、大学生男性(25)は、「西口の方が近いのでよく使いますが、物価高ですので、その違いは地味に大きいですね」と明かした。
公式サイトによると、西口店は、繁華街にあるためか、225席あり、24時間営業している。サイトでは、アルバイトの時給は1150円以上だが、深夜は25%割増の1437円以上だった。一方、ショッピングモール「横浜ベイクォーター」内にある東口の店は、その半分近くの130席で、7~22時の営業になっている。アルバイトの時給は1200円以上と、昼間は東口の方がやや高かった。