「東京ディズニーシー」「キャスト限定」――。このようにうたったディズニーグッズが、フリマサイト「メルカリ」に出品されている。Xで出品について指摘するポストが投稿されると、拡散され注目を集めた。
運営するオリエンタルランド(千葉県浦安市)は、出品については把握しているとしつつも、本物かどうか判断できないとしている。
1万円超で取り引き済みのものも
Xで話題となっているのは、東京ディズニーシーのキャスト限定で入手できるものだとする、バッジやドリンクボトル、エコバッグなどだ。2024年6月6日にオープンしたばかりの新エリア「ファンタジースプリングス」のロゴや文字が入っていることから、新しいグッズであることがうかがえる。1万3000円台~1万5000円台で販売され、すでに売り切れている。
検索すると、ほかにも東京ディズニーランドのキャスト限定だとするバッジや、米・フロリダの「ウォルト・ディズニー・ワールド・リゾート」のキャスト限定だとするTシャツやネックストラップも出品されている。2000円台から5000円程度のものが多いが、中には1万円前後のものもある。
こうした「キャスト限定」品の真贋は不明だ。仮に本物だと判断された場合、オリエンタルランドは何らかの対応をするのか。11日にJ-CASTニュースの取材に応じた同社広報部の担当者は、「出品については、把握していますが、本物かどうかに関しましては、写真のみでは判断できかねます」と回答した。
仮に出品された商品が本物だとすると、従業員本人、もしくは従業員から譲渡された人が出品したことになる。オリエンタルランドは、従業員に対しては「社内ルールを順守するよう適宜呼びかけております」と説明した。