日本独立リーグ投手が韓国リーグで初勝利 今後の「日韓野球」関係性どう変わる?識者が指摘する「相互メリット」

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「独立リーグの選手にとって韓国では高い給料になる」

「独立リーグの選手にとっては高い給料になる。韓国の球団としては、日本の独立リーグの選手を外国人選手と考えた場合、ものすごく安い給料で来てくれる。両方にとってメリットがあり、独立リーガーにとってはものすごく魅力的だと思います」

   前述の朝鮮日報によると、白川の給与は6週間で180万円。1年に換算すると、約1530万円だという。大リーグを経験している韓国の外国人助っ人の中には1億円を超える高年俸の選手も珍しくなく、それと比べると白川の給与は破格の安さだ。

   橋上氏は、日本の独立リーグの選手と韓国や台湾のプロ球団との今後の関係性について、次のように持論を展開した。

「日本のピッチャーは、世界的に見てもかなりレベルが高いのは分かっていること。日本のプロ選手でなく、その次のランクでやっているピッチャーでも韓国や台湾のリーグに行けば戦力になるという見方は高まると思います。今後、白川選手のようなケースは増えていくと思いますし、選手の方から『行きたい』という声が出ると思います」

   そして、こう続けた。

「韓国や台湾で活躍すれば、最終的な目的である日本のプロ球団に入りやすくなるでしょう。ただ、韓国、台湾でそれなりの給料をもらえるのであれば、そこを最終的な目標地点に定めてもいいと思います。野球選手はそれほど長い間プレーすることができないので、ある程度活躍できるところで、野球人生を全うするのもありだと思います」

   複数の地元メディアによると、今回ケガで離脱した外国人投手の代替選手として契約した白川は、離脱した投手の回復が長引くか、白川が抜群の活躍を見せることで契約が延長される可能性もあるという。一方で、短期間で契約終了となる可能性も少なくないという。

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