全国で問題化する「相席ブロック」、不正予約対策打ち出すバス会社も 京王バス、一部路線で決済ポリシー厳格化

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払い戻し手数料も大幅引き上げ

   具体的には、未決済の場合について、電話予約のときは、これまでは自動キャンセルがなかったが、7月1日からは、「予約日を含む3日以内、または乗車3日前までに決済しない場合自動キャンセルとなります。乗車日2日前以降は電話予約の受付はお受けできません」とした。また、WEB予約のときは、自動キャンセルまでの期日や決済期限を厳しくした。

   払い戻し手数料についても、乗車2日前~当日が100円だったのを、前日と当日は運賃の50%に設定した。

   京王電鉄バスの管理部は6月11日、J-CASTニュースの取材にメールで回答し、「『相席ブロック』状況については、データを取っておりません」としながらも、こうした改定を行ったことについて、「より多くのお客様に乗車機会を提供することといたしました」と説明した。「現段階では、他の路線に適用することはございません」という。

   相席ブロックが行われる理由について、X上では、「これ、女性一人旅の痴漢よけじゃないの?」「相席で不快な思いしたことがあるからするというのが多そう」といった推測も出ていた。

   管理部では、「お客様のご都合による事情は把握いたしかねます」と答えたうえで、次のように説明した。

「女性のお客様をはじめとした痴漢など迷惑行為は当社車内ではこれまでございませんでしたが、安全運行カメラも設置するなど対策を実施しておりますので、よりよい乗車環境にとなるよう引き続き努力してまいります。なお、当社バスは一部の路線・車両に『女性専用席』、長距離路線の一部に所定の料金をお支払いいただき2席を独り占めでき、より快適にご乗車いただけるよう『ひとりだけシート』の設定がございます」

(J-CASTニュース編集部 野口博之)

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