プロボクシングWBO世界フェザー級4位ブルース・キャリントン(米国、27)が、スーパーバンタム級4団体統一王者・井上尚弥(大橋、31)戦を猛烈アピールした。複数の米メディアが2024年6月9日に報じた。
「井上が観戦に来たのは興味深い」
キャリントンは6月9日、米ニューヨークのマディソン・スクエア・ガーデンで行われたフェザー級10回戦で、ブラヤン・デ・グラシア(パナマ)と対戦し8回TKO勝利。戦績を12戦全勝(8KO)とした。
キャリントンが出場した興行は、井上を共同プロモートする米プロモート会社・トップランクのボブ・アラムCEOが主催したもので、渡米中の井上がリングサイドで観戦した。
井上はニューヨークで開催された全米ボクシング記者協会(BWAA)の授賞式に出席するため渡米し、スケジュールの合間を縫って試合を観戦したという。
井上の1階級上のフェザー級で王座獲得を目指すキャリントン。世界の「モンスター」がリングサイドで自身の試合を観戦したことによほど興奮したようだ。
米ボクシング専門メディア「ボクシングニュース24」(WEB版)によると、キャリントンは試合を中継した米スポーツ専門局「ESPN」の試合後のインタビューで、「彼(井上)が観戦に来たのは興味深い。明らかに俺を観戦に来たんだ。(井上との)試合をすぐに実現させたい」と猛アピールしたという。
キャリントンはかねてから井上との対戦を望んでいる。