プロ野球阪神の元助っ人で韓国プロ野球(KBO)リーグKTウィズに所属するメル・ロハス・ジュニア外野手(34)がKBO通算150本塁打を記録した。外国人選手として史上4人目の快挙となった。
ロハス・ジュニアは2024年6月9日に行われたLGツインズ戦に「1番・レフト」でスタメン出場。4点リードの2回に17号ソロ本塁打、7回にはダメ押しの18号ツーランを放った。
この日は5打数4安打3打点の大活躍を見せ、チームの勝利に貢献した。
阪神では打撃不振が続き22年オフに自由契約
ドミニカ共和国出身のロハス・ジュニアは、大リーグ経験のないまま17年6月にKTウィズに入団。シーズン途中加入ながら、KBO1年目は83試合に出場し、打率.301、18本塁打、56打点を記録した。
2年目の18年は144試合に出場し、打率.305、43本塁打、114打点の活躍をみせた。19年は24本塁打にとどまったが、20年は打率.349、47本塁打、135打点を記録。本塁打王と打点王の2冠を達成し、シーズンMVPに輝いた。
韓国でのプレーが高く評価され、20年オフに阪神と2年契約を結んだ。
ところが来日1年目は開幕から不振が続き、60試合の出場にとどまり打率.217、8本塁打、21打点。2年目は89試合に出場して打率.224、9本塁打、27打点と低迷し、オフに自由契約となった。
23年はメキシカンリーグでプレーし、24年に古巣KTウィズに移籍。今シーズンは64試合に出場し、打率.315、18本塁打、54打点の活躍を見せている。
韓国メディア「OSEN」(WEB版)は、「外国人打者として歴代4位の150本塁打を記録したロハス・ジュニアは今シーズン、歴代2位の通算167本塁打を狙っている」とした。
ちなみに、KBOリーグ外国人選手の本塁打歴代1位は、横浜ベイスターズと中日でプレーした経験を持つタイロン・ウッズ氏。斗山ベアーズ時代の5年間で174本塁打を記録した。