小中学生の「SNS漬け」が心配だ 女子中学生の4割、1日1時間以上もLINEやTikTok...親が取るべき対策は

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個人の特定、健康・学業の悪化、フェイクの心配...

   J‐CASTニュースBiz編集部は、調査をまとめたNTTドコモ モバイル社会研究所の水野一成さん(子ども・シニア・防災調査担当)に話を聞いた。

――SNSを中学生のほとんどが利用しています。小学高学年で6割近く、小学低学年でさえ3割以上が利用しているという調査結果ですが、なぜ、こんなに急速に小中学生にSNSが浸透したのでしょうか。

水野一成さん 2つの面で浸透したと思われます。1つはLINEに代表されるように、連絡をする手段として。もう1つは、かつてのテレビ番組の話題と同じように、生活の中での話題(楽しいコンテンツ)として見られている・共有しあっているためではないでしょうか。

――TikTokの利用の上昇ぶりが際立っています。なぜ、そんなに人気があるのでしょうか。特に、全学年を通じて男子より女子に、2倍近く人気があるのはなぜでしょうか。

水野一成さん スマホを持つ理由としても「友だちが持ち始めたから」は女子のほうが高いです。子どもからシニアまで、コミュニケーションに関する項目は女性のほうが高く出る傾向があります。

SNSはコミュニケーションツールですので、友だちの影響が大きい女子の利用が多いのではないでしょうか。テキスト中心のX、写真やビデオの共有中心のInstagramに対し、15秒~3分程度(多くが15秒)のショート動画中心のTikTokは、手軽に見られることが小中学生に人気がある要因かもしれません。

――一方、TikTokには「個人情報が特定されやすい」「情報の拡散力が高い」「炎上リスクが高い」といったリスクがあるとされていますね。米国では、バイデン大統領が今年4月に「TikTok禁止法」に署名したばかりです。

こうした点については、小中学生が使うことに心配はないのでしょうか。TikTokを1日に1時間以上利用する割合では、小学4年~6年の女子は、中学男子より多いありさまです。親としては心配になります。

水野一成さん たしかにいくつか心配な点があります。(1)個人が特定される、(2)長時間利用することによる健康や学業への影響、そして(3)フェイクニュースなどを拡散してしまうなどです。
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