「千葉工業大学学長」のXアカウント(@ PresidentofCIT)の投稿が、「この学長可愛すぎる」などとして注目を集めている。千葉工大の学長は、米マサチューセッツ工科大学メディアラボ所長を歴任した伊藤穰一氏が23年から務めている。伊藤氏の個人アカウント(@joi)とは別に、スタッフが投稿したとみられるポストを交えながら、伊藤氏の動向を伝えている。
学長としてのアカウントでは、大学のマスコットキャラクター「チバニー」を連れ歩いているという可愛らしい一面を披露、ほっこりしたとする声が相次いでいる。
写真撮影に苦戦、思わず「風が強い......」
学長アカウントは4日、ピンク色の花をつけたハスの写真を添え「泥中の蓮 / No mud, no lotus(泥がなければ、蓮もない)」と投稿した。ハスの葉の上には白いうさぎのぬいぐるみがちょこんと座っている。
見慣れない顔つきのこのうさぎは、千葉工業大学の受験生応援キャラクター「チバニー」だ。目・鼻・口には大学の略称「チバ工」の文字があしらわれている。
チバニーはJR東日本Suica「ペンギン」、ダイハツ「カクカクシカジカ」、千葉県「チーバくん」などの人気キャラクターを手掛けたイラストレーター・絵本作家の坂崎千春さんの作品で、大学公式サイトによると坂崎さんの父が千葉工業大学の卒業生であり名誉教授であることから生まれたキャラクターだという。
続く投稿では、「ちなみに学長は、自分のポケットにいつもチバニーを入れていて、良さそうなところがあったら自分で写真を撮っています、、、(この投稿、学長には内緒です)」として短い動画を公開した。
動画には、大きな鉢の前で腰をかがめ、水に浮いた蓮の葉の上にチバニーを座らせようとする伊藤氏の姿が映っている。右手にスマートフォンを構え、左手で必死にベストポジションを探っているが、なかなかうまくいかず「風が強い......」と漏らす場面も。
動画では、平たいハスの葉にチバニーを座らせようとしていた伊藤氏。しかし、写真では多くの葉が茂った場所で撮影されていたことから、撮影には苦労した様子だ。