1日に許される飲酒量は「ビール500ml」だけ 厚労省ガイドラインで「飲み放題」に影響は

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   厚生労働省の「健康に配慮した飲酒に関するガイドライン」(2024年2月19日発表)では、健康を維持し、疾病を予防するための飲酒量は、1 日当たり20グラム(g)程度(週150g)の量を守ることが大切だとしている。

   ビール一杯に換算すると、500mlで1杯分。ガイドラインを守るならば、乾杯のあと1~2杯目のビールを飲んだ後は、ノンアルコールやソフトドリンクに切り替える必要がある。こうなると、「飲み放題」を提供する店に影響は出ないだろうか。

  • ビールのジョッキを手に持つ女性
    ビールのジョッキを手に持つ女性
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ビアガーデンに取材すると

   これからの蒸し暑い時期に人気のビアガーデン。厚労省のガイドラインをどうとらえているのか。

   東京ソラマチで営業する「スカイツリーテラスBBQ」では「世界各国クラフトビール飲み放題付きプラン」を提供。バーベキュープランは飲み放題になっている。ガイドラインは出ているが、飲み放題付きバーベキュープランは人気なので、やめる考えはないとの話だ。

   東京・八王子の高尾山口駅で営業する「高尾山ビアマウント」では、4大ビールメーカーのビールが飲み放題。7月からの夏期限定で、「一番搾りフローズン」が加わるという。ここも、飲み放題をやめることは「検討していない」との回答。また5種のノンアルコールカクテルを用意しているが、「お酒やソフトドリンクの注文の方が圧倒的に多いです」と答えた。

ビールが看板商品

   東京・新御茶ノ水駅で営業する「レストラン1899お茶の水」の「抹茶ビアガーデン」では、抹茶やお茶をつかったビールやノンアルコールカクテルを飲み放題で提供している。利用客は女性客が過半数という。飲み放題のメニューからビールを除くかどうか聞くと、

「抹茶ビールやほうじ茶黒ビールが看板商品なので、飲み放題から外す検討はしておりません」

と回答した。「日本茶モクテル」(ノンアルコールカクテル)の販売数量も多いため、ビールとノンアルの二枚看板でこれからも営業していくという。

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