立憲・岡田幹事長の演説告知の看板、無許可だった 強制撤去の市が怒り「街路樹を痛めつけて立てるってありえない」

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   立憲民主党の岡田克也幹事長が2024年6月6日、茨城県守谷市の守谷駅で演説を行ったが、それを告知する立て看板が、実は無許可だった。守谷市の公式Xが投稿した無許可の立て看板の画像に「立憲民主党」の文字が映り込み、波紋が広がっている。

   7日にJ-CASTニュースの取材に応じた守谷市の都市整備部長は、5日に計113枚の立て看板を撤去したと明かし、「街路樹に(看板を)付けるなんてありえない」と怒りをあらわにした。

  • 立憲民主党の岡田克也幹事長(2024年2月撮影)
    立憲民主党の岡田克也幹事長(2024年2月撮影)
  • 守谷市の公式X(@moriya_citypro)より
    守谷市の公式X(@moriya_citypro)より
  • 梶岡博樹氏のX(@kajiokahirok)より
    梶岡博樹氏のX(@kajiokahirok)より
  • 立憲民主党の岡田克也幹事長(2024年2月撮影)
  • 守谷市の公式X(@moriya_citypro)より
  • 梶岡博樹氏のX(@kajiokahirok)より

撤去する旨連絡あるも...看板はなくならず

   守谷市の公式Xは5日、幹線道路に設置されていた違法な竪管を撤去したと報告し、「道路上の街路樹や電柱などに無許可で立て看板を設置することは違法ですので、 絶対におやめください!!」と呼びかけた。

   投稿には職員が街路樹にワイヤーで括られた立て看板を撤去する様子の画像が添えられた。看板の裏側から撮影されているものの、「立憲民主党」の文字が見える。Xではこれが注目され、立憲への批判の声が寄せられた。

   なお、同市都市整備部長によると、この投稿は立憲への怒りを示す意図はないという。

   看板撤去の経緯はこうだ。看板の設置管理者の名前がなかったが党の関係者だろうと思い、市は5月末に関係者に撤去を依頼した。週明け、6月3日になっても撤去されなかったため、再度連絡したところ「3日に作業するつもりだったが延期して4日に作業する」との回答だったという。しかし、4日にも撤去されなかったため、5日に強制撤去した。

6日に報じられるも党から連絡はなし

   市によると、違法な看板の設置が確認されたのは「久しぶり」だが、23年には取手市で同様の看板が設置、撤去されたという。同市の都市整備部長は、以前には自民党の看板を撤去したことはあるが、「どちらかというと、立憲(民主党)さんの看板は多いかなっていう感じ」だと明かした。

   6日には看板の無許可設置について産経新聞が報じているが、その後も党の関係者から謝罪や連絡はないという。

   本来であれば、看板を設置するには許可申請をすることになる。しかし、今回の看板は道路上に設置されており、通行に支障がないかなどが検討されるため、申請していたとしても許可が下りるかどうか不明だという。「実際、街路樹に(看板を)付けるなんてありえない話です。番線(ワイヤー)で、街路樹を痛めつけて立てるってありえないじゃないですか」と怒りをあらわにした。

   6日の演説については、守谷市議や茨城県議を歴任し、次期衆院選で立憲の公認を得て茨城3区(守谷市、取手市など)から出馬予定の梶岡博樹氏が、岡田幹事長が梶岡氏の「応援に守谷駅西口に駆け付けます」としてXや公式サイトで告知していた。党本部が報道各社に対して送るメールでも告知されていた。J-CASTニュースは無許可の看板設置について、梶岡氏の事務所に取材を申し込んだものの、回答は得られなかった。

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