プロボクシングのスーパーバンタム級4団体統一王者・井上尚弥(大橋、31)に新たな「対戦候補」が浮上した。
米ボクシング専門メディア「ボクシングシーン」(WEB版)が2024年6月6日、WBC世界フェザー級暫定王者ブランドン・フィゲロア(米国、27)の特集記事を公開し、今後のフェザー級戦線の展望を予想した。
「来年までに井上がフェザー級に階級を上げる可能性が...」
記事によると、世界王座認定団体のWBCが暫定王者フィゲロアに対し、WBC同級正規王者レイ・バルガス(メキシコ、33)と王座統一戦を行うよう命じた。今秋にも対戦が実現する見通しだという。
現在、主要4団体のフェザー級には暫定王者のフィゲロアを含め、5人の世界王者が存在する。
バルガス、フィゲロアの他に、WBA王者ニック・ボール(英国、27)、WBO王者ラファエル・エスピノサ(メキシコ、30)、IBF王者ルイス・アルベルト・ロペス(メキシコ、30)がいる。
「ボクシングシーン」は、「WBA王者ボールが、バルガス対フィゲロア戦の勝者との対戦を望んでいる」と指摘し、「さらに重要なことは、来年までに日本のパウンド・フォー・パウンド(PFP)王者・井上尚弥がフェザー級に階級を上げる可能性が高まっていることだ」とした。
井上が将来的にフェザー級に転向した場合、標的となるのは4団体の各王者だ。フィゲロアがバルガスとの王座統一戦を制し、正規王者に昇格すれば井上の対戦候補のひとりに挙がる。