中小企業の賃上げ3.62%、大企業5.58%...「格差鮮明」とメディア冷ややか 日本商工会議所「頑張った。力強い数字」

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「非常にいい数字だ、中小企業が一生懸命頑張った結果」

   J‐CASTニュースBiz編集部は、調査を行なった日本商工会議所産業政策第二部の担当者に話を聞いた。

――メディアの中には、「大企業との格差鮮明に」(6月6日付朝日新聞)などと、冷ややかに報道するところが多いですが、ズバリ、今回の結果をどう評価しますか。

担当者 私は非常にいい数字だ、中小企業が一生懸命頑張った結果だと誇らしく思っています。

たしかに経団連傘下の大企業(5.58%)や、労働組合の中央組織である連合が発表した組合員300人未満の中小企業(4.45%)に比べれば、低い数字です。しかし、私たちが今回調査対象にした中小企業は、従業員が20人以下の会社が半数以上含まれます。

もちろん、経団連傘下の大企業や、連合傘下の中小企業のように労働組合がある会社は少ないです。労使交渉どころか、おそらく経営者と従業員との間で、賃金の話し合いさえほとんど行われなかったでしょう。それでも、前年比3.62%という数字は胸を張れる、力強い数字だと自負しています。
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