男女3人組音楽ユニット「ツユ」の楽曲が2024年6月6日までに、KONAMIの音楽ゲーム各種から削除された。
同バンドをめぐっては、ギター・コンポーザーを担当する「ぷす」こと矢野麻也容疑者が5月31日に殺人未遂容疑で逮捕されていた。
Xでは「作品に罪はないとはいえ...」の声も
各社報道によると、矢野容疑者は31日、東京・中野区のマンションで交際相手だった10代の女性を包丁で刺し、殺人未遂の疑いで緊急逮捕された。
矢野容疑者は同バンドのギター・コンポーザーを担当するほか、バンドのすべての楽曲の作詞作曲も手掛けてきた。
KONAMIは6月6日、ゲーム内からツユの楽曲を削除したと、各ゲームの公式サイトで案内した。
発表に際しては、「報道されております株式会社ツユ所属の音楽ユニット『ツユ』のメンバーである『ぷす』の事件による社会的影響を考慮し、弊社のゲームに音源が実装されている商品から、『ぷす』に関連する楽曲を削除したことをお知らせします」としている。
対象となるゲームおよび削除された楽曲は、以下の通りだ。
「beatmania IIDX 31 EPOLIS」の「デモーニッシュ」「いつかオトナになれるといいね。」「傷つけど、愛してる。」
「SOUND VOLTEX EXCEED GEAR」の「過去に囚われている」「終点の先が在るとするならば。」「くらべられっ子」「泥の分際で私だけの大切を奪おうだなんて」「ナミカレ」「リズの内心革命」
「pop'n music UniLab」の「いつかオトナになれるといいね。」
「GITADORA GALAXY WAVE」の「泥の分際で私だけの大切を奪おうだなんて」
通常のプレーに影響はないものの、一部ゲームではプレイスコアなどに変動がある場合もあるという。
Xでは納得しつつも惜しむ声が相次ぎ、「ツユ曲削除」がトレンド入りした。
「ツユ曲削除の波が来てるのか まあぶっちゃけそらそうよとは思う 思うんだが...... 類の書き下ろし曲がめちゃくちゃ惜しく思ってしまうな でもことがことだし削除判断になっても仕方ないと思うわ」
「ツユ曲全削除、作品に罪はないとはいえ仕方ないね......」
「ツユ曲削除されるとは思ってはいたがまさか次回作までではなく予告無しの削除とは...もっとやっておけば良かったなって後悔してる」
なお、ツユの楽曲は他社の音楽ゲーム「プロジェクトセカイ カラフルステージ! feat. 初音ミク」や「CHUNITHM LUMINOUS」などにも実装されている。
オリジナル楽曲などもあることから、SNSでは「CHUNITHM史上初のオリ曲削除もあり得るのか?」「プロセカどうなるの?! 書き下ろしもあるよ?!」など他社製ゲームへの影響を不安視する投稿も目立つ。