スカイツリーを建てる (あとがき)モノをつくる魅力を記録しました
東京スカイツリーは2012年5月に開業しました。東京タワーに代わる電波塔です。
日本最高のタワーとして内外の見学者を集める観光地になっていますが、完成前にも見物人が押し寄せる人気スポットでした。週末にはカメラを持った人たちが集まり、付近の飲食店は大賑わいでした。
タワーを背景に写真を撮る、頭上のクレーンの動きを目で追う、工事車が現場に入るのを覗き込む。工事説明の看板をじっくり読む。どの人の表情も好奇心であふれていました。そうです、モノを作る、その魅力を楽しんでいたのです。
来るたびにタワーが伸び、成長する。それをカメラで記録する人も多かったようです。
この企画は、モノを作る魅力を記録、あのときの気分をずっと残しておこうと編集したものです。
J-CASTニュースに建設に携わった人のインタビューを連載しました。
モノを作る魅力が語られています。この気分を完成後にも忘れてほしくない。他の出版物にもレポートした記事も含めて編集しました。
タワーを見学した人、これから出かける人、子どもたちにも読んでほしいと思います。
事業主体の東武鉄道、設計に携わった日建設計、工事を請け負った大林組。それぞれのご協力によってこの書籍は完成しています。お礼を申し上げます。
株式会社ジェイ・キャスト 蜷川真夫